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    2019年2月~2021年1


【2019年 】

■2月19日、官邸による質問制限について、清水雅彦日体大教授、梓沢和幸弁護士らが「報道の自由に侵害だ」として、声明を発表した。

             [190220・中国]

 

■富山県の民放テレビ3局が、復興庁が制作したCM「福島は今」を流さないことになった。福島の農産物、観光地などを紹介するCMで、放送しない理由について3局は「苦しんでいる被災者に配慮」としている。      [ 190222・朝日]

 

■政府はテレビ番組とインターネット常時同時配信を可能にする放送法改正案を閣議決定し国会に提出した。現行法では同時配信は災害報道やスポーツ中継に限られているが、すべての番組配信ができるようになる。    [190316・中国]

 

 

■テレビを視聴できるワンセグ機能付きの携帯電話を持つと、NHK受信料の契約義務があるかどうかが争われた訴訟で、最高裁は3月13日までに「義務はない」と主張する原告の上告を退けた。同種の訴訟が最高裁で確定するのは初。

             [190314・中国]

 

■菅官房長官は3月14日の記者会見で、「事実に基づかない質問を言い放つことは絶対に許されない」と述べた。 東京新聞記者の質問を念頭にした発言で質問制限につながりかねない。

             [190316・朝日]

 

■3月14日の衆議院総務委員会で、立憲民主党の小川淳也氏が新年度予算案をめぐる議論の中でNHK報道について、「野党の主張の骨子を入れていない。与党に都合のいいことを言う(報道)という批判がある」と指摘、NHK幹部は「指摘は真摯に受け止める」と答えた。 [190315・朝日]

 

■安倍首相は3月15日、午後6時54分から東京・虎ノ門のホテルオークラで、日本料理店の「山里」日本テレビの大久保良男社長、粕谷賢之解説委員長と会食した。     [190316・中国]

 

■民放連は3月20日の理事会で、憲法改定国民投票CMの取り扱いについて「考査ガイドライン」を決定した。特定の広告主のCMが一部の時間帯に集中しないよう留意するという内容が柱。野党が求める国民投票法改正によるCM規制には反対の方針。          [190322 朝日]

 

■中国新聞社は3月28日、代表取締役社長に岡畠鉄也氏(63)が就任することを決め、これまで社長を務めてきた岡谷義則氏は取締役副会長に就任した。中国放送では中国新聞副社長の畑矢健治氏が就任。同氏の同社長就任は1年5か月ぶり2度目。              

             [190329 中国]

 

■(新元号発表の)4月1日、安倍首相は談話発表の後、産経新聞インタビュー、日本テレビ、テレビ朝日ので収録、出演。午後6時半、フランス料理店で二階幹事長、岸田政調会長、加藤総務会長らと会食後、NHK「N9」に出演。

                 [190402  中国]

 

■NHKは9日、元専務理事の板野裕爾氏を専務理事に復帰させることを発表した。同氏は籾井勝人前会長時代の2014年4月から専務理事を務めた。「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターの降板を主導したとされる。  [190409 毎日]

 

■4月20日、安倍首相は大阪市の「なんばグランド花月」で行われた「吉本新喜劇」の舞台に登場し、大阪で開かれる予定のG20を宣伝した。            

            [190421 Lmaga] 

 ■日本新聞協会は5月17日、米軍や自衛隊基地上空でドローンの飛行禁止を加えた「改定ドローン飛行機禁止法」が参院で可決されたことについて談話を発表した。「取材活動を大きく制限し、国民の知る権利を著しく侵害する」とし、今後の運用を注視するとしている。

             [190518 赤旗]

■安倍首相は5月21日、読売新聞東京本社田中隆之取締役論説委員長、読売新聞グループ本社前木理一郎執行役員社長室長と、東京・赤坂の日本料理店「古母里」で会食した。

             [190522 朝日]

■中国放送は5月30日、3月期の単独決算を発表した。売上高は111億9200万円(0.2%)で6年連続の増収。純利益は3億6100万円(6.2%)で、2年連続の増益。                         [190531 中国]

 

■5月31日、NHKは番組制作の制作局を6つの「制作ユニット」に再編すると発表。現在の「青少年・教育番組」などを「社会・文化」や「ドラマ」などの「ユニット」にした。「ETV特集」を担当する「文化・福祉番組部」のみが分割されことになっており、職員の間で説明を求める声が上がっている。      [190601 朝日]

 

■5月31日第56回ギャラクシー賞の贈賞式が行われ、テレビ部門の大賞に、NHK・ETV特集「静かで、にぎやかな世界 手話で生きる子供たち」が選ばれた。ラジオ部門ではラジオ沖縄、山陽放送が選ばれた。     [190601  中国]


■5月31日、東京新聞は、菅官房長官が望月衣塑子記者に「その発言だったら指しません(質問を許可しない)」としたことは質問者を選別しており、会見が形骸化しかねないと文書で改善を求めた。            [190604 中国]

 

■6月1日、広島ホームテレビ「カープ中継」に湯崎広島県知事が「ゲスト」として登場した。県知事がプロ野球生中継にゲスト出演することは極めて異例。               [190601 HOME]

 

■国連のケイ特別報告者が日本のメディアの独立性に懸念を示す新たな報告書をまとめたことが分かった。ケイ氏は、政府に批判的なジャーナリストへの圧力があるとされていること、2017年の勧告が履行されていないなどの報告をしている。             

             [190607 赤旗]

 

■フジテレビはお笑いタレントの松本人志が、テレビ番組で、川崎市の児童殺傷事件で自殺した容疑者を「不良品」などと発言したことについて6月7日、石原隆取締役は「差別的な意図はなかった」と釈明した。        [190608 中国]

 

■安倍首相が6月17日、東京・飯田橋、ホテルグランドパレスの日本料理店「千代田」で、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆と会食。
              [190618 中国]

 

■5月18日、関西テレビのバラエティー番組で作家の岩井志摩子氏が韓国人の気質について「手首切るブスみたいなもの」とリストカットする人にたとえたことについて、関西テレビは「そのまま放送するという判断は誤りだった」と謝罪した。

              [190619 朝日]

 

■「NHKとメディアの『今』を考える会」は6月25日、東京渋谷のNHK放送センター前で上田会長と経営委員会に対し、板野裕爾専務理事の解任を求める集会を開いた。
         [190626 livedoorNEWS]

 

■元従軍慰安婦の証言を伝える記事を「捏造」とされ名誉を傷つけられたとして、元朝日新聞記者植村隆氏が西岡力麗沢大学客員教授と文芸春秋に損害賠償を求めた裁判で6月26日、東京地裁は請求棄却の判決を出した。    [190607 朝日]

 

■山口放送(徳山市、日本テレビ系)取締役に、藤井律子周南市長が就任した。藤井氏は今年4月、現職市長を破って市長に就任していた。

              [190628 中国] 

 


■吉本興業の芸人らの「闇営業」問題で、吉本ホールディングスの大崎洋会長が謝罪した。また4月、安倍首相が吉本新喜劇に出演したことについて、首相側の意向に応じたものだったことを明らかにした。そのうえで「僕らは(政権の)手先ではない。正しいことを広めているだけ」と話した。            [190714 朝日]

 

■元ハンセン病患者の家族への賠償判決に対し政府が控訴するとの方針を報じた7月9日の記事について、朝日新聞は政治部長名で、記事が誤報であったことを認め、お詫びを発表した。

        [190710 朝日新聞デジタル]

 

■安倍首相は7月23日、東京・赤坂のイタリア料理店「キッチャーノ」で曽我豪朝日新聞編集委員、小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、山田孝男毎日新聞特別編集委員、島田敏男NHK名古屋拠点放送局長、粕谷賢之日本テレビ取締役執行役員、石川一郎テレビ東京専務取締役、ジャーナリスト田崎史郎氏と会食した。           [190724 朝日]

 

■7月26日に死去した中国新聞の山本治郎前社主、兼代表取締役会長の後任に前社主の長男、慶一郎氏を社主とすることを決めた。

               [190803 中国]

 

■愛知県で開催の「あいちトリエンナーレ」の企画で、元従軍慰安婦を象徴した「平和の少女像」などを展示した「表現の不自由展・その後」が「テロや脅迫ともとれる抗議があり、安全な運営が危ぶまれる」として8月3日、中止された。これについて日本マスコミ文化情報労組会議は4日、抗議声明を発表した。     [190805]

 

■民放局や関連会社の従業員でつくる民放労連は7月27、28日、広島市の広島テレビで定期大会を開いた。非正規労働者の不合理な待遇差を是正する課題や、NHKがインターネット同時配信を準備していることなどについて議論を交わした。

                [190821]

 

■8月17日、NHKスペシャルで「昭和天皇は何を語ったのか~初公開・秘録『拝謁記』」を放送した。公開されたのは初代宮内庁長官の田島道治が戦後、昭和天皇とやり取りをした記録の一部。天皇は戦争への反省の気持ちを表明したいと伝えたが、当時の吉田茂首相に反対され削除されたこと

などが記されている。     [190822]

 

■NHKは民放キー局などが無料配信する共通サイト「TVer(ティーバー)」に8月26日から参加することを発表した。当面、「ダーウィンが来た!」(総合)など8番組を、放送後1週間程度提供する。これらの番組は誰でも見ることができる。            [190825 中国]

 

■安倍内閣は8月30日の閣議で、読売新聞グループ本社の白石興二郎会長をスイス大使に充てる人事を決めた。報道機関の現職トップの大使起用は異例。読売新聞によると、白石氏は30日付で会長を退任した。         [190831 朝日]

 

■総務省の有識者会議は9月30日、AMラジオ局のAM放送廃止とFM放送への転換をようにすることで一致した。将来は国内の大半の地域で民放AM放送がなくなる可能性がある。

              [190831 中国]

 

■30日の閣議で読売新聞グループ本社の白石興二郎会長をスイス大使にあてる人事を決めた。報道機関現職トップの大使起用は異例で、メディア出身者の起用は17年ぶり。   [190831朝日]

 

■9月2日発売の「週刊ポスト」が「『厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない』」という特集記事を掲載したことに対し、発行元の小学館から著書を出版した作家などから「人種差別と憎悪をあおるヘイトスピーチ」だと批判が集まる。編集部は「配慮に欠けていた」とする「お詫び」の

コメントを出した。      [190904赤旗」

 

■新聞労連は9月6日、「今こそ、『嫌韓』あおり報道と決別しよう」と呼びかける、南彰委員長の声明を発表した。国籍や民族を一括りにして、「病気」「犯罪者」といったレッテルを貼る差別

主義者に手を貸すのはやめようという内容。         [190906 新聞労連ホームページ]

 

■NHKは9月10日、今年開始予定番組の常時同時配信に向け、ネットで行う業務の「実施基準」を公表した。現行の基準では、受信料収入の2.5%を上限としているが、改定案で「基本的業務」を新たに規定したため、2.5%を事実上超えること

になる。民放は2.5%枠の堅持を求めている。            [190911  朝日]

 

■かんぽ生命の不正販売問題を追及したNHK「クローズアップ現代+」(2018年4月24日放送)をめぐり、NHK経営委員会は昨年10月、日本郵政グループの申しれを受けて上田会長を厳重注意していた。NHKは続編の放送を延期し、番組のインターネット動画を削除した。局の関係者は「経営委の厳重注意は個別番組のへの介入を禁じる放送法に抵触しかねない」と批判している。            [190926  毎日] 

 

■萩市の第3セクター、ケーブルテレビ「萩ケーブルネットワーク」の資金約3億円を私的流用したとして、業務上横領罪に問われていた元社長刀禰勇被告に対し山口地裁は9月30日、懲役6年の判決を言い渡した。    [191001 中国]

 

■インターネットで配信する「日本文化チャンネル桜」の番組で名誉を傷つけられたとして、精神科医の香山リカさんが損害賠償を求めた裁判で10月10日、「事実と異なる印象を視聴者に与え、医師としての評価に影響を与えた」として同社と出演者一人に計100万円の支払いを命じた。           [191011 中国]

 

■8月1日に始まった「あいちトリエンナーレ

2019」が10月14日閉幕した。企画展「表現の不自由展・その後」は、開幕から3日で中止となり、10月8日、2か月ぶりに再開された。再開後、入場者は抽選で選ばれた1133人だった。

              [191016 中国]

 

■総務省の有識者研究会は10月25日、事実と異なる「フェイク(偽)ニュース」対策として、巨大IT企業と政府などが参加する協議体の設置を検討することで一致した。SNSなどを展開する国内外のIT企業に参加を呼びかける。ニュースが事実かどうかを判別する第三者機関によるチェックが重要となる。      [191026 中国]

 

■10月31日発売の「週刊文春」が、7月の参院選で初当選した自民党の河井案里氏の事務所が運動員に法定上限を上回る報酬を支払っていたという疑惑を報じた。「週刊文春」は前号で菅原一秀経済産業相の不祥事を伝え、同相を辞任に追い込んでいる。                 [191031 中国]

 

<編集担当・注>

河井氏の夫、河井克行法相は報道後、10月30日大臣を辞任した。

 

■川崎市で開催の「KAWASAKIしんゆり映画祭」の主催者は11月2日、上映を中止していた映画「主戦場」を最終日の4日に上映することを発表した。「主戦場」は慰安婦問題を扱うドキュメンタリー。         [191103 朝日]

 

■ウィーンで開かれている展覧会「ジャパン・アンリミテッド」に対し、オーストリアの日本大使館が両国の友好150周年事業としての認定を取り消した。大使館は「友好を促進するとの要件に合致しない」と説明している。安倍首相に似せた日本の総理大臣を名乗る人物が鎖国を訴える作品などが展示されている。    [191108  朝日]

 

■月刊誌「文芸春秋」が11月7日、オンライン定期購読サービス「文芸春秋dijital」を開設した。読み物に触れる接点として若い世代向けのウェブサービスで読者の開拓をめざす。

             [191108 中国]

  ↙ 左下に続く



 ■NHKの石原進経営委員長(JR九州相談役)が退任する見通しとなった。かんぽ生命保険の不正販売を報じた「クローズアップ現代+」をめぐり日本郵政グループの意向に沿う形でNHK会長を厳重注意していた問題が発覚。NHK内部で「ガバナンスに名を借りた放送現場への介入」との批判が生まれた。    [191114 朝日] 

 

■安倍首相は11月18日、有楽町の和食レストラン「春秋ツギハギ日比谷」で読売新聞東京本社の柴田岳常務取締役論説委員長、田中隆之取締役編集局長と会食した。     「191119 中国] 

 

■安倍首相は11月21日、東京・四谷のフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」で作家百田尚樹氏、評論家金美齢氏、ジャーナリスト桜井よしこ氏、有本香氏、作曲家すぎやまこういち氏と会食。           [191121 中国] 

 

■安倍首相は11月20日、平河町の中華料理店「上海大飯店」で内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談した。       [191121 中国] 

 

■共同通信社による11月23、24日の世論調査で、安倍内閣の支持率は48.7%となり、10月の前回調査から5.4ポイント下がった。支持率が50%

を下回ったのは4か月ぶり。 [191125 中国] 

 

■市民や放送関係者でつくる「放送を語る会」は11月25日、12月10日に任期満了となる長谷川三千子NHK経営委員(埼玉大名誉教授)の3期目の任命に抗議する声明を発表した。長谷川氏は「日本会議」の代表委員。    [191127 赤旗] 

■NHKは11月26日、19年度中間決算を発表。事業収入は3757億円、うち受信料収入は3596億円で6年連続の増収となり、過去最高。

              [191127 中国] 

■衆議院本会議でNHK経営委員などの国会同意人事案を可決した。経営委員には九州リースサービス社長の礒山誠二社長、名城大学教授の水尾衣里氏を新たに起用、長谷川三千子氏は再任されることになった。[191130 朝日] 右上に続く


【2020年 】

■1月10日、安倍首相は東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶ」で曽我豪朝日新聞編集委員、山田孝男毎日新聞政治部特別編集委員、小田尚読売新聞調査研究本部客員研究員、島田敏男NHK名古屋放送局長、粕谷賢之日本テレビ報道局解説委員長、石川一郎テレビ東京ホールディングス専務、政治ジャーナリスト田崎史郎氏と会食。        

              [200111 中国] 

■日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)は1月10日、テレビ朝日「報道ステーション」の社外スタッフ10人の契約打ち切り通知を撤回するよう求める声明を出した。テレビ朝日は番組リニューアルに伴う措置だとしている。 [200111 中国]

 

■総務省は1月14日、NHKが申請していたテレビ番組が放送と同時にネットで見られる「常時同時配信」の実施基準を認可した。民放との協議の場設置などが条件となっている。 

                 [200115 朝日]  

■日本ジャーナリスト会議は2月7日、6日に出された札幌高裁「植村裁判」控訴審判決について、「裁判所が、国の公式見解も歴史認識も踏まえず出した判決は不当である」とする声明を発表。                    

             [200207 JCJ本部] 

■日本ジャーナリスト会議は2月7日、6日に出された札幌高裁「植村裁判」控訴審判決について、「裁判所が、国の公式見解も歴史認識も踏まえず出した判決は不当である」とする声明を発表した。           [200207 JCJ本部]

 

■朝日放送による派遣スタッフの契約打ち切り撤回を求めて争っていた事件で大阪府労委は2月3日「団体交渉拒否は不当労働行為」の命令を出した。派遣スタッフの5人は、2017年に朝日放送ラジオ・スタッフユニオンを結成していた。 

            [200308 朝日・赤旗] 

 

■2月6日、安倍首相は日本プレスセンタービルで「民放解説研究会」の新年会に出席し、あいさつをした。          [200308  中国]

 

■2月14日、安倍首相はコロナ対策感染症対策本部で約1時間会議。東京・内幸町帝国ホテルの宴会場「桃の間」で日本経済新聞の喜多恒雄会長、岡田直敏社長らと約3時間、会食。 [200308 中国]

 

■2月20日、安倍首相は京料理「花郷・六本木店」で評論家の金美齢氏、自民党城内実、石川昭政議員らと約2時間半、会食。   [200308 中国]

 

■「新しい教科書をつくる会」系の自由社が発行する中学歴史の教科書が、文部科学省の検定で不合格になったことが2月21日、分かった。

過去に合格した教科書の不合格は極めて異例。

              [200308 朝日]

 

■FNN(フジテレビ系ネット)と産経新聞が2月23、24日に行った世論調査で、安倍内閣の支持率が1月初めに比べ、8・8ポイント減の36・2%、不支持率は46・7%となった。2018年7月以来の支持、不支持逆転。      [200312 赤旗]

 

■2月28日、安倍首相は首相公邸で作家・百田尚樹氏、ジャーナリスト・有本香氏と会食。                 

              [200312 中国]

 

■朝日新聞社と中国新聞社は3月1日、大規模災害などを想定した緊急時における新聞発行の相互援助協定を締結した。現在、朝日9万部を中国新聞広島制作センターで印刷している。 

              [200312 朝日]

 

■NHKの配信サービス「NHKプラス」の試験放送が3月1日、試験的に始まった。総合とEテレの一部番組をネットで同時に配信する。

              [200312 朝日]

 

■日本芸能実演家団体協議会は3月16日、新型コロナウィルスの感染拡大防止の政府要請を受け、講演や文化イベントの中止が相次いでいるいることから、経済的支援を求める要望書を安倍首相などに提出した。       [200401 赤旗]

 

■広島県府中市議会は3月9日、コロナ感染者が県内で初めて発生したことを受け、すべての委員会と本会議について、報道機関の現場取材と市民の傍聴を禁止した。定例会最終日の18日までとし、状況に応じて延長するという。[200401 中国]

 

■1987年の朝日新聞阪神支局襲撃事件以後、毎年行われてきた朝日新聞労組主催の「言論の自由を考える5・3集会」が、新型コロナウィルス感染拡大の状況を受け中止となった。33回目の集会となる予定だった。     [200414 朝日]

 

■新型コロナウィルスの影響で危機に置かれている小規模映画館(ミニシアター)を守ろうと、4月15日、映画関係者らが自粛規制にともなう

損失に対する支援を求め、署名6万7000人の署名を政府に提出した。   [200416 赤旗]

 

 

■テレビ朝日の「報道ステーション」のスタッフ2人が新型コロナウィルスに感染したことが分かり、番組内で伝えた。4月17~19日、本社を封鎖して全フロアを消毒した。同番組の富川悠太キャスターは入院中。      [200416 中国]

 

 ■朝日新聞の「メディア タイムズ」が地方紙同士の記事のシェアが進行しつつあることを伝えた。起点になったのは西日本新聞が立ち上げた「JOD(ジャーナリズム・オン・デマンド」)で、参加は20社になっている。[200421 朝日]

 

■かんぽ生命不正販売で日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員が上田会長を厳重注意した問題で、委員長代行だった森下俊三委員長代行(現委員長)が経営委員会で番組内容について意見を述べていたことが、3月6日分かった。森下氏は番組編集への介入する意図は否定した。放送法は経営委員による個別番組への干渉を禁じている。           [200422 中国]

 

 

■国境なき記者団は4月17日、2020年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180ヵ国・地域のうち、日本は66位だった。(前年は67位)政権を批判する記者がネット上で攻撃を受けているなどと指摘した。  [200422 朝日]

 

■NHK・Eテレの番組「バリバラ」の再放送(4月26日)で、内容が差し替えられていたことが分かった。23日の放送は、安倍首相の桜を見る会などを揶揄する内容で、性暴力被害を訴えるジャーナリスト伊藤詩織さんも出演していた。再放送で使われたのは新型コロナウィルス感染に関して議論した回 の番組。     [200427 中国] 

 

■在広民放4局の2020年3月期の決算が発表された。広島テレビは売上高が108億4100円、純利益は4億1000万円、広島ホームは売上高85億100万円、純利益1億8900万円、テレビ新広島は売上高87億3700万円、純利益4400万円。中国放送は売上高106億9200万円、純利益は2億2000万円だった。          [200530 中国ほか]

 

■東京高検の黒川弘務検事長とともに緊急事態宣言下で賭けマージャンをやっていた件で、朝日新聞は5月29日、経営管理室の管理職社員に対し停職1か月の処分を決めた。  [200530 朝日] 

 

 

■NHKは6月7日放送の国際情報番組「これで分かった!世界のいま」で、黒人が置かれた状況を説明するCGアニメの中の、黒人の描き方が配慮に欠けていたとして謝罪する文書を発表した。ツ

イッターで「黒人差別を助長しそうだ」などの批判があった。        [200610 中国]

 

■フジテレビと産経新聞は6月19日、去年の5月から今年5月までの14回の世論調査で、調査業務委託先コールセンターの現場責任者が、実際には電話していない架空の回答を1回につき100数10件不正に入力していたと発表した。両社は放送と記事を取り消し、世論調査は当面休止する。現場責任者は「利益を増やしたかった。人集めが難しかった」と説明しているという。不正は総調査件数の約17%に上る。    [200620 中国ほか]

 

■NHKは6月23日、2019年度決算を発表。受信料収入は前年度比0.1%減の7115億円で、6年ぶりに減少した。      [200626 赤旗]

 

■優れた放送番組に送られるギャラクシー賞報道活動部門優秀賞に、北海道放送のテレビドキュメンタリー「ヤジと民主主義~警察が排除するもの~」が選ばれた。2019年7月の参院選で、札幌での安倍首相の応援演説にヤジなどで抗議の意思を示した人たちを排除し、付け回した警察の過剰警備問題を扱った番組。    [200706 赤旗]

 

■かんぽ生命の不正販売を報じたNHK番組をめぐりNHK経営委員会が2018年10月、上田良一会長に厳重注意した問題で10月6日、研究者、法律家らが経営委員会に対し、森下俊三経営委員長(当時、代行)の辞任と経営委員会の議事録公開を求めた。要請後の会見で杉浦ひとみ弁護士は「厳重注意」について、「民主主義の根幹である報道の公正が害される」と批判した。  (200707 赤旗)

 

■除染作業に関わる情報公開請求をした記者の個人情報を福島県が東京電力に提供したとしてフリージャーナリストのおしどりマコ氏が10月8日、福島県庁で記者会見を開いた。請求は除染作業員に対して、適切な放射線防護が行われていなかったなどの疑惑追及するために行われたが、県はそれらの内容を請求者の氏名とともに東電に伝え、公開内容を調整していたというもの。 

             (200709 赤旗)

 

■朝日新聞が7月18,19日に行った世論調査で、「GoToトラベル」を22日から始めることに反対が74%、賛成は19%だった。安倍内閣の支持率は33%、不支持率は50%。  (200720 朝日)

 

■7月22日、安倍首相が銀座のステーキ店「銀座ひらやま」で二階幹事長、林幹雄幹事長代理、ソフトバンク王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、政治評論家森田実、洋画家絹谷幸二の各氏らと会食。           

              (200723 中国

 

■SNSなどネット上の誹謗、中傷への対応について、新聞協会は7月22日、総務省に意見書を提出。ツイッターなどプラットフォーム事業者の責任を強調する一方、総務省の有識者会議がまとめた対応案で、法的規制の導入に抑制的な姿勢を評価した。                                  (200723 朝日)

 

 

■テレビ朝日放送労組が民放労連を脱退した。7月25日の民放労連定期大会でテレビ朝日労組が申し入れ、承認された。在京キー局の労連脱退は初めて。           (200728 朝日)

 

■朝日新聞が7月18,19日に行った世論調査で、「GoToトラベル」を22日から始めることに反対が74%、賛成は19%だった。安倍内閣の支持率は33%、不支持率は50%。  (200720 朝日)

 

■7月22日、安倍首相が銀座のステーキ店「銀座ひらやま」で二階幹事長、林幹雄幹事長代理、ソフトバンク王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、政治評論家森田実、洋画家絹谷幸二の各氏らと会食。           

              (200723 中国)

 

■SNSなどネット上の誹謗、中傷への対応について、新聞協会は7月22日、総務省に意見書を提出。ツイッターなどプラットフォーム事業者の責任を強調する一方、総務省の有識者会議がまとめた対応案で、法的規制の導入に抑制的な姿勢を評価した。                                  (200723 朝日) 

 

■テレビ朝日放送労組が民放労連を脱退した。7月25日の民放労連定期大会でテレビ朝日労組が申し入れ、承認された。在京キー局の労連脱退は初めて。           (200728 朝日) 

 

■原水協などが主催する原水爆禁止世界大会が8月2日始まった。コロナの感染拡大を防ぐため、初めて世界各地を結ぶビデオ会議システムで行われ、カナダから広島の被爆者サーロー節子さんも参加した。原水禁国民会議の世界大会も6日からオンラインで集会を開いた。 (200803 中国)      

 

■新聞協会は8月6日、新型コロナウィルス感染問題を報じるメディアの信頼度調査で、新聞がトップだったと発表した。調査はインターネットを通じて行われ、新聞が信頼できる、やや信頼できるが69.5%、テレビは66.8%だった。

             (200807 中国)

 

■被爆75年を迎えた広島市で、原爆で亡くなった新聞労働者を追悼する碑前祭が「不戦の碑」の前で営まれた。中国新聞労働組合の主催。山本洋子委員長が不戦の誓いを新たにする決意を述べた。

              (200806 中国)

 

■8月6日、広島市で開かれた安倍首相の記者会見で終了時、官邸報道室職員が質問を続けた朝日新聞の記者の腕をつかみ、質問を制止したとして、朝日新聞は報道室に抗議した。(200807 中国)

 

 

■かんぽ生命の不正販売報道について日本郵政グループから抗議を受けたNHK経営委員会が2018年上田会長(当時)を厳重注意した問題で共同通信は委員会の「議事録」を13日までに入手した。議事録によると経営委員が番組批判を繰り返しており、番組への介入を禁じた放送法32条に抵触の疑いがある。        (200814 中国)

 

■「もし75年前にSNSがあったら」という設定の企画「ひろしまタイムライン」についてNHK広島放送局は8月24日、「配慮が不十分だった」とするお詫びの文章をホームページに掲載した。「大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が列車に乗り込んでくる」などの投稿が「差別を助長している」と批判が上がっていた。 (200825 朝日)

 

 ■9月5日、63回目のJCJ賞が決まり、大賞はしんぶん赤旗日曜版「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」に贈られた。JCJ賞は三上智恵著「証言 沖縄スパイ戦史」(集英社新書)など4作品が受賞した。

        (200925 ジャーナリスト)

 

■政府は9月29日の閣議で首相補佐官に共同通信元論説副委員長の柿崎明二氏を充てる人事を決めた。柿崎氏は菅首相と同じ秋田県出身。首相補佐官にマスコミ関係者が就くのは異例。

 

              (200930 朝日)

 

■日本民間放送連盟の9月17日民放連賞を発表。ラジオ生ワイド部門で広島エフエムの「大窪シゲキの9ジラジ」が最優秀賞を受賞した。 

               (200930 中国)

 

 

 

■新聞労連は12月2日、安倍首相が主催する「桜を見る会」疑惑をめぐって「オープンな首相記者会見を求める」と題する声明を発表した。              [191204 赤旗]

■NHK経営委員会は12月9日、みずほフィナンシャルグループ元会長の前田晃伸氏を新会長に選んだと発表した、現会長の上田良一氏は1月24日で退任する。        [191210 朝日]

 

■KDDI(au)とテレビ朝日は12月12日、動画配信サービスを手がける新会社立ち上げることを発表した。独自の映像コンテンツを開発していく方針。            [191213 朝日]

 

■ラグビーワールドカップ日本大会開催中に開催中に、テレビ放送システムを狙ったサイバー攻撃が相次いだことが12月16日、組織委員会への取材で、分かった。       [191217 中国]

 

■NHKのテレビ番組を、放送と同時にネット配信する「常時配信」について総務省は12月23日、費用の再検討結果を大筋容認する考えを公表した。NHKは、2020年春にも開始をめざしている。            「191224 朝日]

 

■NHK経営委員会は12月24日、JR九州の石原進氏の後任にNTT西日本の元会長、森下俊三氏を選出した。委員長代行には同志社大学教授の村田晃嗣氏を選任した。    [191225 中国]

 

■森下氏はかんぽ生命の不正販売問題を報じた「クローズアップ現代+」で、NHK会長を厳重注意した問題で、石原氏とともに注意を主導したとされる。         [191225 朝日] 

 

 

 

 

 

 

↙ 左下に続く


 ■政府は9月29日の閣議で首相補佐官に共同通信元論説副委員長の柿崎明二氏を充てる人事を決めた。柿崎氏は菅首相と同じ秋田県出身。首相補佐官にマスコミ関係者が就くのは異例。 

             (200930 朝日

 

■CATVの「ちゅぴCOM」が10月1日発足した。「ちゅぴCOMふれあい」が「ちゅぴCOMひろしま」を吸収合併したもの。CATV接続世帯とインターネットの接続件数で中国地方最大のCATVになる。社長には「ひろしま」社長の浅井幹夫氏が就任した。         (201002 中国)

 

■朝鮮人をめぐるツイッター投稿が批判されたNHK広島放送局の企画「1945ヒロシマタイムライン」の過去の投稿を企画のホームページに「移設」することを明らかにした。移設は10月2日から。問題の投稿の削除を求める声が上がっていた。            (201002  朝日)

 

■岡山市に本社がある山陽新聞は2020年11月末で夕刊発行をやめることを明らかにした。12月から朝刊のみとし、夕刊で伝えているニュースは電子版で伝えるという。        (201002 朝日)

 

■菅首相は10月3日朝、東京渋谷区のレストランで内閣記者会に所属の記者と食事を共にする懇談会を開いた。朝日新聞は学術会議問題について、首相側に懇談ではなく記者会見などできちんと説明することを求めており、首相側の対応が十分ではないと懇談会を欠席、東京新聞も欠席した。                   

             (201004 朝日)

 

 ■自民党長島昭久議員が「学術会議のOBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出され、その3分の2を財源に終身年金が給付されている」と10月3日ツイッターに投稿。10月5日のフジテレビ「バイキングMORE」では平井文夫解説委員が「学術会議の人たちがここで働いたら学士院に行って年間250万円の年金がもらえる」と発言した。発言について長島氏は「学術会議と学士院を混同させた」などと釈明、平井氏は「全員が学士院の会員になるわけではない」と訂正した。

             (201014 中国)

 

■日本新聞協会のメディア開発委員会は10月14日、NHKがインターネット活用業務費の上限目安「受信料収入の2.5%」の撤廃方針を発表したことについて、放送の補完業務として抑制的に使うべきとした国会と政府の要請に反する行為だと批判、認められないとの意見を発表した。

            (201015 中国)

 

■菅首相が野党時代の2012年に刊行した「政治家の覚悟」を改定した新書が10月20日、文芸春秋から発売された。旧版にあった「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」など、公文書管理の重要性を訴える記述が改訂版では削除され、官房長官時代のインタビューが収録された。                

            (201021 中国)

 

■内閣広報室がテレビのニュース・情報番組の出演者の発言を詳細に書き起こした記録文書を、しんぶん赤旗が情報開示請求で入手したことを報じた。開示された内容は「報道番組の概要」と「新型コロナウィルス関連報道振り」でA4判で700枚に上る。期間は3月1日~16日までで、安倍首相が一斉休校を要請した直後だった。閣僚や与党の重要議員、各党出席の討論番組は「全文起こし」がされていた。       (201022 赤旗) 

 

■NHK広島放送局が制作したツイッター企画「1945ひろしまタイムライン」で「朝鮮人」の記述などが人種差別を助長しているなどの批判を浴びた問題で、朝鮮総連広島県本部は10月23日、広島弁護士会に人権救済を求めた。投稿削除や経過説明を求めている。     (201024  朝日)

 

■10月26日、臨時国会で所信表明演説をした菅首相がNHKの「ニュースウォッチ9」に出演した。学術会議会員の任命拒否問題で有馬キャスターが「もっとわかりやすく説明していく必要があるのでは」と問いかけると、左手を振り上げ「説明できることとできないことがある」と気色ばんだ。           

           (201026 NHK総合)

 

■全国のラジオ局の売上高合計が2019年度までに3年連続で減ったことが、帝国データバンクの初の調査で分かった。売上高合計は16年度の1200億円から19年度の1136億円に減少した。全国231社の15年度から5年間の調査結果。

              (201104 朝日)

 

■市民団体「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は「1945ひろしまタイムライン」での在日コリアン差別をあおっているとNHKが批判を受けた問題で11月5日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に検証と審議を求める要望書を提出した。    (201106 中国)

 

■朝日新聞社が11月30日に発表した2020年度9月の中間連結決算で純損益が419億円になったことが明らかになった。中間決算としては9年ぶりの赤字で、渡辺雅隆社長は責任を取って2021年4月、退任する意向。         (201201 中国)

 

■調布市の東京外環道「陥没事故」で被害を受けた住民らが、フジテレビ11月9日放送の「バイキングMORE」で住民らの尊厳を傷つけ、内容も間違いが多いとしてBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てを行った。番組に出演した立命館大特任教授が根拠なく陥没事故と工事とは「無関係」と断定したなどとしている。 (201204  赤旗)

 

■ニューヨークに本部を置く民間団体ジャーナリスト保護機構(CPJ)は12月15日、当局によって投獄されている世界各地のジャーナリストが12月1日時点で274人に上ったと発表した。1990年代前半以降で最多。              (201216 中国)

 

  

【2021年】 

■公益財団法人「新聞通信調査会」は1月23日、メディアに関する世論調査の結果を公表した。新型コロナウィルス禍で外出自粛などの行動に何が影響を与えたかについては約7割が「メディアの報道を選んだ。情報の信頼度は新聞がトップで、100点満点で69.2点のトップだった。(210123 朝日)

 

■総務省の谷脇康彦総務審議官ら複数の幹部が、テレビ番組制作や衛星放送を手掛ける東北新社の幹部らと無届で会食し、タクシーチケットなどを受け取っていたことが分かった。3日付の「文書オンライン」が報じた。会食には東北新社社員の菅首相の長男も同席していたという。

              (210204 朝日)

■新聞労連、民放労連、出版労連、メディアで働く女性ネットワークは2月9日、厚生労働省で会見し、新聞協会や民放連などの業界団体加盟社に対し、女性役員を増やすよう要請したことを明らかにした。          (210210 朝日)

 

■中国でメディアを管理する国家ラジオテレビ総局は、2月11日、英BBC放送の国際放送について、中国での放送を禁じることを決めた。英国当局が中国国営の国際放送の免許を取り消したことへの対抗措置。         (210213 中国)

 

■NHKが毎月実施している世論調査の東京オリンピック・パラリンピック関連の設問が、従来の3択から4択に変更されていたことが分かった。「開催」に肯定的な選択肢を増やしており、世論調査の統計的な客観性を欠くだけでなく、五輪開催に世論を誘導する狙いがあるとみられる。

               (210312 赤旗)

 

■放送関連会社「東北新社」が放送法の外資規制に違反していた問題で、総務省は同社の子会社が持つ衛星放送事業者としての認定の一部を取り消すと発表した。同社が違法性の認識を3年半前から持っていたことも明らかになった。

              (210313 朝日)

 

■朝日新聞阪神支局が襲撃され小尻知博記者が亡くなってから34年となる5月3日、呉市川尻町の小尻記者の墓を石井暖子広島総局長らが訪れ、自由な言論を守り抜く決意を述べた。

              (210504 朝日)

 

■デジタル改革関連6法が5月12日、参議院本会議で可決、成立した。9月1日にはデジタル庁を発足させる。民間、行政機関、独立行政法人の3つに分かれている個人情報保護法は1本化する。                                                                (210513 中国)

 

■「朝日」「共同」ANN、フジ・「産経」が516日までに行った世論調査で、菅内閣の不支持率が前月比で急増した。東京五輪・パラリンピックの延期・中止を求める回答は全調査で半数を超え、ANNでは「さらに延長した方が良い」が33%、「中止した方が良い」が49%となった。内閣支持率は「朝日で33%、フジ・「産経」で43%と、急落した。                        (210518   赤旗)

 

■政府が東京と大阪に設置するコロナワクチンの「自衛隊大規模接種センター」の予約システムをめぐり、防衛省は、架空の情報でも予約ができると指摘した朝日新聞出版と毎日新聞社に抗議文を送った。岸信夫防衛相は自身のツイートでも抗議する考えを示した。システムの欠陥を指摘した報道に対して、安倍前首相は「極めて悪質な妨害愉快犯と言える」とツイートした。朝日、毎日の予約はキャンセルされている。 (210520 朝日)

 

■民放労連女性協議会は5月24日、全国の民放テレビ局を対象とした女性役員の割合を調査した結果を発表した。127社の役員計1797人のうち女性は40人(2.2%)で、女性役員ゼロは約7割の91社に上った。                         (210525 中国)

 

■広島ホームテレビは、2021年3月期の決算を発表した。売上高は71億4700万円で15.9%の減収、純利益は2億1200万円で12.3%の増益となった。テレビ新広島の売上高は74億2800万円で4年ぶりの増収、純利益は1億5800万円で4年ぶりの増益。いずれも5月24日発表。    (210525 中国)

 

■3月12日の日本テレビの情報番組「スッキリ」で、出演者によるアイヌ民族差別の言い回しがあった問題について6月6日、日本テレビの小杉善信社長は「アイヌ民族への正しい理解に水を差した」と謝罪した。               (210607 中国)

 

■東京で開催予定の「表現の不自由展・その後 東京EDITION&特別展」の実行委員会は6月10日、「会場への妨害が続いていることに抗議する。会場を変えたたかいぬく」と開催続行宣言を出した。                    (210611 赤旗)

 

■第58回ギャラクシー賞にTBSの「『報道特集』40年の歩みとこれから」が選ばれ6月2日、贈賞式があった。調査報道の姿勢を一貫して続けてきたことが評価された。  (210615 朝日)

 

■信濃毎日新聞は5月23日の社説で、政府に五輪開催を中止するよう求めた。   (210601 中国)

 

■かんぽ生命の不正販売を報じた番組を巡り、NHKの経営委員会が2018年、当時の上田良一会長を厳重注意した問題で、元職員や市民ら104人がNHKと森下俊経営委員長を相手取り、経営委議事録の全面開示を求め、東京地裁に提訴した。                                                            (210616  朝日) 

 

■在京民放AMラジオ局3社の幹部が記者会見し、全国の民放AMラジオ47局のうち中国放送等44局が、2028年までにFM局への転換を目指すと発表した。              (210616 中国)

 

■政府の新型コロナウィルス対策分科会の尾身会長らで作る「専門家有志の会」は6月18日、感染拡大につながるような五輪・パラリンピックの報道を避けるように、新聞協会と民放連に申し入れたと公表した。                           (210620 赤旗)

 

■旭川市の旭川医科大学で、学長解任問題を取材中の北海道新聞の20代の記者が建造物侵入容疑で逮捕された事件で、同社は新人記者を単独で校舎内に立ち入らせたことなどを挙げ、取材方法等に問題があったとする社内調査の結果を7月7日付朝刊に掲載した。                        (210708 朝日)

 

■名古屋市の施設「市民ギャラリー栄」で7月8日、郵便物の開封時に破裂音がする事件があった。施設では企画展「表現の不自由展・その後」が開かれており、名古屋市は「安全上の観点」からとして施設の休館を決め、展覧会は事実上中止となった。                          (210709 朝日)

 

■NHK経営委員会は7月8日、かんぽ生命の不正販売を報じた番組を巡り、2018年に当時の会長を厳重注意した会議の議事録を全面開示した。経営委員長代行だった森下俊三・現委員長が番組や取材手法を批判したしていた内容が記されている。                                                                   (210709 朝日)

 

■ラジオニュースの原稿を作成する朝日放送ラジオ・スタッフユニオンが朝日放送による団体交渉拒否について救済を求めていた事件で7月12日、中労委は会社側が組合に600万円を支払うことで和解した。                                 (210714 赤旗)

 

■7月16日、大阪府立労働センターで「表現の不自由展かんさい」が始まった。センターの利用許可は抗議によって一時、取り消されたが、司法判断を受け予定通りの開催となった。

                                                     (210717 中国)

■7月17、18日、朝日新聞が実施した世論調査(電話)で東京五輪、パラリンピック開催に賛成は33%、反対55%だった。「安全、安心の大会にはできない」が68%に上った。  (210719 朝日)

 

■トヨタ自動車は東京五輪、パラリンピックで五輪に関するテレビCMの放映を見送り、豊田章男社長ら関係者が開会式に出席しないことを表明した。           (210720 中国)

 

■菅現首相を俎上に載せた映画「パンケーキを毒見する」が7月30日、新宿ピカデリーで公開された。企画に関わった元経産官僚の古賀茂明氏、文部科学省事務次官の前川喜平氏らも舞台挨拶した。                               (210731 赤旗) 

 

8月6日の広島での平和式典で、菅首相はあいさつの中で重要なくだりを読み飛ばし、終了後の記者会見で「あいさつの一部を読み飛ばし、お詫びする」と陳謝した。飛ばしたのは核兵器の非人道性や、核兵器のない世界の実現に向けた努力に言及する重要な部分。     (210807 中国)

 

■新聞協会は8月2日、国が電波の利用権をより高い金額を提示した事業者に与える「オークション制度」について、放送周波数への適用に懸念があるとする意見を総務省に提出した。「小規模の放送事業者が資金不足から応札できず、地方の情報発信が減少することになりかねない」としている。             (210808 朝日)

 

■今年1月から7月までに民放キー局が自衛隊を特集した番組が10本以上に上った。日本テレビが最も多く、自衛隊の施設を訪れ、訓練などに密着する内容で、3番組で7回の特集があった。

              (210815 赤旗)

 

■週刊文春が8月26日発売号を最後に電車の中づり広告を終える。浮いた費用を電子版に投入するという。週刊新潮も近いうちに終了する方針。            

               (210818 朝日)

 

■新聞協会は8月20日、インターネット上のフェイクニュース等に関し、検索サイトやSNSを手掛けるプラットフォーマーへの規制については慎重に検討するよう求める意見を総務省に提出した。規制対象となる情報の定義が不明確で「恣意的な運用につながる恐れがある」と指摘した。           

              (210821 中国)

 

■朝日新聞が8月27日、オンライン記者サロン「核兵器を考える 広島と米国の現場から」を開いた。広島総局記者、同社の核と人類取材センター事務局長らが参加した。  (210824 朝日)

 

■総務省が8月25日発表した情報通信メディアの調査で、平日のインターネット平均利用時間がテレビの視聴時間を初めて上回った。ネットの1日当たりの利用時間は168分、テレビは160分程度だった。            (210826 中国)

 

■沖縄の米軍基地反対運動を取り上げたテレビ番組「ニュース女子」で名誉を傷つけられたとして人権団体代表の辛淑玉さんが求めていた訴訟の判決で、東京地裁は9月1日、番組制作のDHCテレビジョン側による名誉棄損を認め550万円の支払いとウェブサイトへの謝罪文掲載を命じた。             

             (210902 朝日)

 

■政府は9月1日、内閣審議官兼内閣情報分析官に元産経新聞社編集局社会部編集委員の加藤達也氏(55)を充てる人事を発表した。

              (210902 中国)

菅義偉首相を取り上げたドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」が広島市内で上映中。監督はテレビディレクターの内山雄人氏。9月下旬からは呉や尾道でも上映される。

 菅首相は9月3日、自民党の次期総裁選に立候補しないことを表明した。   (210904 中国)